唇や口の端が頻繁に割れるのは、よくある専門用語でいう口唇裂とか口角糜爛症という栄養欠乏である可能性がある。リボフラビン（ビタミンＢ２）の欠乏によっておきる。

このビタミンは、穀物の精白過程や食べ物を日に曝したり加熱したりアルカリ溶液につけたりパン焼きに使う重炭酸ナトリウムによって失われる。食べ物でビタミンＢ２が豊富なのは、肝臓、腎臓、心臓、鶏肉、魚等の肉類、葉物野菜、木の実、果物、豆類、乳製品、卵である。

口の端が割れていると一般的に皮膚や目もビタミンＢ２不足の影響を受けている。上述のようなよい食べ物とビタミンＢ群を補助的に摂ることが勧められる。Ｂ群のビタミンは一体で働くからである。入れ歯の人は歯茎が痩せてくる。そうすると口が必要以上に閉まってきて、唾液が口の端に集まってきて唇が割れることがある。これはビタミンＢ２の不足によるものではないがどちらも同時に起こることがあるのは自然である。