プライス・ポッテンジャー栄養財団
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目はどこ?

ルース・F・ローズビア, L.D.


ルース・F・ローズビア、LDは、PPNF顧問の一人です。コーネル大学を出た元化学研究者でした。 ルースは栄養相談員、教育者、文筆家です。1948年にプライス博士は、個人的に彼女に「食生活と身体の退化」を送りました。この本は、ご自身とご家族の健康問題の克服に非常に役立ちました。プライス博士の研究を知ったことで彼女は職業上多大な影響を受けました。新たな知識のおかげで、第二の大学教育を受け、1956年以来健康を向上するための食事指導をしてきています。良い食事と欠陥食で育てたねずみの実験を見せることで多くの人の生活を変えてきました。

私は、自分の目と耳を疑った。1993年10月21日テレビのプライムタイム番組を見ていた。 5つの家族が登場した。どの家族も目のない赤ちゃんが生まれていた。

目がない?ある父親は、自分の子の誕生に立ち会っていた。看護婦が目薬を刺すために女の赤ちゃんの目をあけて驚いた。急いで子供に包帯を巻いて目隠しをした。しかし父親は、何か恐ろしいものを感じてその理由を知りたがった。この看護婦は、戻ってきて彼の子供には目がないことを告げた。

三家族の両親が、どうしてこうなったのか考えられる理由を挙げた。ある家族は、殺虫剤に曝されたためだとした。もう一組は高圧線の電磁波によるものだといった。3番目は遺伝的なものだという。

 

私は待った。司会者は当然目のない豚の誕生について言及するものだと思っていた。私は、その豚をプライス博士の食生活と身体の退化の338ページで見ていた。 プライスは、テキサス州医学誌に掲載された(33:228,1937)テキサスのテキサス大学農業実験研究農場のフレッド・へイル教授の実験に触れている。以下はプライス博士の本からの抜粋。 彼が参照している写真はジャーナルには載っていないが彼の本にはある。

「この分野の重要な研究はテキサス農業実験場のフレッド・ヘイル教授が大学農場でしている。教授は、豚の飼料にビタミンAの量を減らすことで簡単に色々な奇形を作れることを示した。子豚6匹に1匹の割合で59匹が盲目で生まれたが、母豚が交尾する前の数ヶ月と交尾後30日間ビタミンAを除去した。豚は最初の30日の間に目が形成される。ビタミンAを十分な期間除去すると麻痺や痙攣などの重度の神経障害が発生し、立ち上がることができないことが分かった。彼は、以前全てに目がない10匹の子豚を生んでいるビタミンA欠乏の母豚に交尾前2週間タラの肝油一用量を与えた。この母豚は、14匹の子豚を産んだが、目のないもの、一つ目のもの、大きな一つ目のもの、小さな一つ目など色々な目の障害が現れたが、全て盲目だった。」

「ヘイル教授の好意により図117に目のない豚と正常な豚の目(左)と今述べた一腹の子豚からの不完全な一対の目(右)を示した。この一用量のビタミンAで、視神経と眼球が部分的に形成された。典型的に目のない子豚は図118(下)に示した。耳の奇形がある。ビタミンA欠乏食を与えられた母豚に生まれた子に出来る身体障害の中には、鼻、歯列弓、目、足の重度の欠陥がある。 図118(上右)には、口蓋列の豚、図119(上右)には二重の兎口のもの。ヘイル教授の研究の重要な発見は、母豚のビタミンA欠乏だった。この問題は明らかに遺伝の問題ではない。交尾前と交尾後30日間ビタミンAを除去した2匹は、次のような障害のある児を産んだ:全てに眼球がない、外耳の開口部が形成されないもの、他は口蓋裂,兎口、遊走腎、遊走子宮、遊走精巣。


1935年10月にヘイル教授は、テキサス農業試験場が、テキサスのラールズ農場で1935年6月に14頭の子豚が盲目で生まれた報告を受けたと書いているのは興味深い。このうち6頭が育てられ、試験農場に研究のためにつれて来られた。この豚を所有する農家が言う所では、1934年3月から1935年5月まで農場に全く緑のものがなかったという。このとき試験農場ではビタミンAを受胎前と直後に除去してみたところ59匹が眼球無しで生まれている。


ヘイル教授は、1935年4月に、テキサスのマグレーンでも7匹の子豚が盲目で生まれていると報告している。ここもロールズのように旱魃だった。子豚と母豚は試験農場が買い取った。これらには充分なビタミンAの入った餌が与えられて、正常な眼球を持つ正常な豚が誕生している。盲豚とそれを産んだ母豚との間に生まれた子豚にも、両方とも充分なビタミンAが与えられた場合正常なものだけが生まれた。「もし、この生まれつきの盲目が遺伝的要因であったとすれば、ビタミンAが餌にあったとしても、この交配では何頭かは盲豚が生まれた筈だ。」とヘイル教授は言う。

テレビでは、ヘイルの実験は一言も触れられなかった。

ビタミンAについて一言。ご存知の通り、ベータカロチンが人体内でビタミンAに変わる。 でも、ちょっと待って。この二つは使い道が違う。肝臓などの臓物にある(ハンバーガー、ステーキ、チョップス等筋肉にはない)動物のビタミンAを食べることで、70%のビタミンAと50%のベータカロチンを使う。ベータカロチンは、緑黄色野菜や果物にたくさん有ります。

でも妊娠中は特にビタミンAの摂りすぎにご用心。どちらも、食べ物で摂るのが一番。

テレビ番組に欠けていたものをこうやって書いている理由がお分かりでしょう。

(References on request.)

PPNFは、このような情報が保存され時を越えて使えるようにすることが存在する主目的です。 これが、歴史的資料が現代の健康問題を説明し予防するはっきりした見本です。ウェストン・A・プライス博士の本, 食生活と身体の退化Nutrition and Physical Degeneration, は、PPNFから入手できます。

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page last modified:  01/18/2001

 

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